僕は2019年1月、突如「一型糖尿病」を患いました。
一型糖尿病とは、膵臓のインスリンを出す細胞(β細胞)が壊されてしまう病気で、僕の場合は毎日4回のインスリン注射を打たないと血糖値が上がり、放っておくとやがて死に至ります。この病気は、子供を中心に幅広い年齢で発症し、食べ過ぎ飲み過ぎのオジサマが生活習慣で引き起こす二型糖尿病とは、原因・治療が大きく異なります。
ただインスリン投与による血糖値コントロールがうまくいけば、通常の方と同様、スポーツやワインも楽しめます。元プロ野球阪神の岩田稔投手や元Jリーガー杉山新選手が一型糖尿病にもかかわらずプロの世界で活躍したスポーツ選手として有名です。日本で約10万人が一型糖尿病の治療を受け、過酷な血糖値コントロールと戦っているといわれています。
この病気は小児発症の例も多く、お子様に毎日インスリン注射を投与せねばならないご両親も大変です。もちろん、お子様だけでなく、私も発症当時はどうなるか不安でいっぱいでした。医療費もかなり高く、毎月1万円程度の治療費がかかります。治療費が払えない方の問題や大地震・災害時のインスリンの調達も大変です。
一型糖尿病の相互支援の輪の結束は想像以上に強く、患者と医療関係者がSNSやリアルミーティングで強く結びついて、最新の治療法・医薬品の情報提供を共有しています。特に一型糖尿病の子供たちを支援する姿はとても暖かく、僕も何かを通じて支援したいと思っておりました。
そこでしのワインは、一型糖尿病の根絶を目指す支援団体「認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク」様に、ワインの売上の1%を寄付することとしました。この寄付に当たっては、日本IDDMネットワーク副理事長で、自らも一型患者でいらっしゃる元エアロビック競技日本代表の大村詠一様のご快諾を得ております。
https://japan-iddm.net/
しのワインは、ワインビジネスを通じて、一型糖尿病患者を支援いたします。